我が社の情報部が画期的な駄技術を開発してしまいました。困ったものです。
今回は対飛行時に集中ミサイルを行うターゲットを決定するルーチンです。
極東日没は普通に、ターゲットの武装情報をもとにカウンタに数値を加算していって、より高い優先度であればチャンネルを上書きするいわゆる「重み付け」によってターゲットを決定していました。いちいち武装を検出するごとにカウンタ加算をしているので、これを簡略化したいと思ったりしたりしたわけです。
そこで浮上したのが送信のタイミングをずらすという方法。
優先度が高い場合、あとから送信することで優先度の低いデータを上書きします。
そのためにはフレームをまたがないといけないので、条件分岐によって1チップの経路差をつけたループを回すことで1フレームの差に拡張します。
まぁまずは実物を見てもらいましょう。
ループする回数はCPUの速度以上である必要があり、ここでは5c/fを想定して5周しています。
ターゲットの3番武装が地雷の場合、1周するのに3チップ、5周で15チップになり、15チップ目でEを送信します。これは3フレーム目の最後のチップになります。
そうでない場合は5周で20チップになり、4フレーム目にEを送信します。
実戦用に拡張したのが以下の図になります。
優先される順は
ロータス>W3とW4がミサイルの機体(木琴>イカ)>機雷プリ>地雷プリ=機雷フライド>地雷フライド>その他
通常の方法に比べてカウンタ操作が少なく省チップ化のメリットがありますが、優先度を低くする条件から調べなければいけない分かりにくさ、平均実行時間の長さ、ターゲットの決定時期が不定であることなど、かなり扱いにくいと思われます。そういうわけで逃げます。脱兎。
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