カルネージハートポータブル
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なんのこっちゃという方が多いようなので解説してみましょう。
予測射撃関連のことは個人研究の余地を残しておくべきなのかと思ってあまり書きませんでしたがけっこう色々なとこで書かれているしまぁいいかなーと思ったり。 それでははじまりはじまり。
時間の単位はフレーム。
n^2はnの2乗と読み替えてください。 g : 重力加速度[m/f^2] t : 飛翔時間[f] d : 距離[m] v : 弾速[m/f] F : 重力による弾丸の落下距離[m] α : 重力補正角度 F=1/2gt^2 これが垂直方向の初速ゼロのときの公式です。 時間=距離/速さ、ってことでt=d/vを代入します F=1/2g(d/v)^2 このFの分だけ上を狙えば良いのですが Fはメートル単位なので角度αに直します F/dが十分に小さいときは57.3/dで近似できます(※1) --------------------- ※1 砲身のズレを補正するアレと同じです CHPの処理系が小数点第1位未満切捨てなので F/dの絶対値0.6未満なら3次近似と同等の精度を持ちます おおよそ30度以下というところですか --------------------- α=F・57.3/d =1/2g(d/v)^2・57.3/d =1/2・57.3gd/v^2 例の射角の公式とは違いsinが出てきませんが xが十分に小さいときはsin(x)=xの近似が成り立つので 両辺に2をかけつつ 2α=SIN2α=57.3gd/v^2 さぁできました! スレに書き込まれていた射角の公式と完全に一致しますた! え……57.3はどうしたらいいの……? ああ、sinα=α/57.3ですね多分 dsinα=d(F/d)=F=1/2gt^2=1/2g(d/v)^2 したがって 2sinα=gd/v^2 としたほうが分かりやすかったかな さて、とりあえず公式はできました。 これをどう適用すればいいかです。 弾丸に働く重力加速度gは0.012[m/f^2]くらいだと思います。 CHPの演習場では重力加速度が地球の20倍らしいですが 弾丸に働く重力は地球表面での重力加速度9.8と近いですね 0.012[m/f^2] = 10.8[m/s^2] ----------------------- 以前の調査で0.01211という値をとりましたが 正確には0.01184≦g≦0.01211とすべきだったので 真ん中をとって0.012でいいかなと。 ----------------------- gを代入して変形すると α=57.3・0.012d/2v^2 =d/(2v^2/(57.3・0.012)) =d/(v^2・2.9086) あとは弾速を代入して()内を定数にしてやれば 重力補正がd/定数の形で出てきます ためしにカノン(11.9m/s)を入れてみると α=d/411.9 これを仰角に加算してやればOKEです 砲身のズレ補正のためにdを取得済みであれば dを411.9で割る 仰角にdを足す 重力補正はこれだけで済みます。 グランデリニアではd/479.0を使っていましたが これは前前身のG3-SG1が着地点予測において 重力補正を少なく見積もることで機体の沈み込みに合わせていた名残ですね。 というわけで解説してきましたがいかがだったでしょうか 重力補正を使いこなすと600m先のアングリフの車輪を狙撃できたりします。 戦術に組み込むほど有用なものではないと思いますが マクミラン大尉ごっこをやりたい向きにはうってつけかと思います。 PR この記事にコメントする
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