題の通り陣形の考察です。
ヴェロニカシリーズを始めとする、砲撃機に良く見られる後列/後列/中列配置。
ここではその形状から半鶴翼(ハンカクヨク)とよぶことにします。
(ちなみに鶴翼というのはV字型の陣形のことです)
一機を囮としているのは明らかですが、はたしてそれだけでしょうか。
これはむしろアラクネ同士の砲撃戦を主眼においた陣形だといえます。
半鶴翼陣形をとっている下側をブルーチーム、横一線の上側をレッドチームとしましょう。
■被ロックコントロール
ここではまず、レッドチームの中央、1番機のロック対象に注目します。
レッドチーム1番機から見てもっとも近い敵機は、中列配置のブルーチーム3番機となります。
それ以外の機体は正面の敵が一番近いので、正面の敵に「自然なロック」をします。
■散開
ブルーチーム3番機は2ロックされてしまいましたが、1番機は被ロック数0となります。
思い出してください。
砲戦で重要なことは、第一に散開することでした。
そしてアラクネーは「回避することで散開を実現する機体」です。
左右の機体が攻撃されたほうが早期に散開を行うことができます。
■揺動
完全フリーとなったブルーチーム1番機は積極的に攻撃を仕掛けることが可能になります。
その攻撃を受けるレッドチーム1番機はブルーチーム3番機をロックしているため、
戦列に対してナナメにジャンプすることとなります。
壁スイッチで味方を検知するため、2番機のいる左への跳躍は限度がありますが、
ターゲットがナナメにいるため3番機が検知範囲にひっかからず(そう仮定してくださいw)
右へのジャンプは連続で行われることになります。
またミサイルで揺さぶりをかけることでも、
W1狙いのミサイルを避けやすい右へ回避する場合が多いと思います。
■陣形
こうして敵1番機をナナメに回避させることで、相手の陣形を図のように崩壊させます。
レッドチーム1番機は2ロックされ、味方の射線すら遮ることになります。
事実上、1対1がひと組、2対1がひと組、レッドチームに遊兵(戦闘に参加できない)が1機という構図です。
とまぁこんな感じのことを考えたりしてました。
2ヶ月くらいまえに。
考えただけで試してませんので、本当に相手の陣形を崩せるかどうかは分かりません。悪しからず。
開発日記に戻りますが、
ミサイルターゲットは相手の中央機を優先してます。
最初は「真ん中の敵に撃っとけば両翼も反応して少しでも拘束できるだろう」
という考えだったのですが、
中央の機体じゃないと左右の味方がターゲットをロストしやすいので必須になりました。
ただ、ミサイルの予備回避はミサイルのない方向に行われる場合が多いので
相手の散会を促す結果になりはしないかとの懸念もあるにはあります。
そのへんはうっちゃります。
「囮」ですが。
対カノン機の場合、対徹甲が望ましいのはいうまでもありませんが、
接近志向の敵は側面の機体を一気に落としにかかってくることが多いので
バランスを考えると対熱盾2が欲しいなぁと思います。
言うまでもなく対徹+妨盾盾冷冷が最良なのですが。
はみ出してる、はみ出してるーよ!
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